“Basic and Application”
教える。考えさせる。引き出す。導く。
コーチングにまつわる記事で よく目にする言葉。
選手(受け手)にとっては全てが繋がっていて、1つのサイクルになっていて、繰り返し行うことで次のレベルへと上がっていく。
例えば言葉を学ぶ時。
・教える
全く言葉の分からない言語を0の状態で理解するのは、どうあがいても無理なのだ。
だから必要最低限の単語・フレーズは書いたり話したり聞いたりして、身に染み込ませなければいけない。
理解力や適応力はその後の話で、いかに基礎を身につけているかが大事である。
・考えさせる
少しずつ少しずつ着実に話せるようになるために、新しい基礎を学んでいく。
積み重ねてきたものを使いながら、なぜこういう使い方をするのか、どういう意味になるのか。
話す側は考えて理解をする必要があるし、教える側はその余地を与えなければならない。
最終的に使うのは”自分”なのである。
・引き出す
着る服を選ぶように、状況によって引き出すものが違うだろう。
いつ、何を使うかは想定しておくべきだし、いつでも服を取り出せるように準備する方法も知っておくべきだ。
1番は、その人の個性も引き出す。
みんな同じことを言っててもつまらないし、そんなの会話にもならない。
言葉を使う意味は、その人の意見や主張を伝えるところにあると思う。
その人自身も知らない部分が引き出されれば、それはまた素晴らしく、人生を豊かにしてくれるだろう。
・導く
最後にこれらの言葉を使って、どうするのか。
「友達を作りたい」という理由から「仕事に使いたい」というものまで、人の数だけ通りがあるだろう。
最も大事なのは、どうやって導いてあげるのか。
適した環境と必要な要素をしっかりと見極めて与えていかなければならない。
日常単語やスラングをたくさん覚えることと専門用語を学ぶことでは全く違うのだ。
また学校やレッスンの中だけで収まることなく、どれだけ外に活かせられるか。
たくさんの場面で色んな話し方の色んな相手と会話をしていくことで、対応力が身についていくだろう。
このように
”言葉”に例えたが、ぜひフットボールに置き換えて考えてもらいたい。
何が選手にとって大事か。
選手にとってどんな監督/コーチが大事か。
基礎と応用の仕組みをしっかりと理解することが、本質の理解に繋がるだろう。