“On the Way”
“Start to Change” - Through Football
留学を始めて4年が経ち、そして3カ国目。
経験を積んだこと。思春期であったこと。
成長途中で変わらないといけないと感じ、もう一皮剥け始めたのがイギリスでの生活でした。
今回はリバプール・ジョン・ムーア大学について少し紹介します。
始まりの始まり。
“人として”の部分を学ぶのは今もそうです。
フットボールの本場に来て、空気を吸う。現地の人間と生活する。
夢が決まり、憧れの場所にやっと来れましたが、ここからが始まりでした。
1年生
大学の講義は以下の5項目。
・スポーツ生理学
・スポーツ心理学
・リサーチスキル (文献作成に必要な知識)
・フットボール科学
これらの基礎中の基礎を学んでいきます。
全体的には慣れる為の1年、という位置付けだと思います。
卒業時の最終成績も2年目と3年目のスコアから計算されることもあり、この1年のうちにどれだけ準備が出来るか、が肝でした。
ーしかし。
イギリスの大学の単位は、1つも落とすことは出来ません。
全ての課題を終えた時点で合計点数が40%切っていると続けられないのです。
(1項目のみ達していない場合だけ追試を受けられます。)
ということで最低限のプレッシャーはありますし、英語がちょっと…とかは関係なく、常にヒヤヒヤしてました。
相乗効果
ーイギリス人の中に入っていく。
この留学で変わろうと決めたことが、自分の英語や国の文化、価値観を知ることに加え、大学の勉強にも良い影響を与えました。
1年目に準備を、と言いましたが何も知識に関してのことだけではありません。
2年目・3年目の項目は以下の通り。
2年生
・フットボール科学
・パフォーマンス分析
・フットボール生理学
・フットボール心理学
・リサーチスキル (文献作成に必要な知識)
3年生
・フットボール科学 (実習)
・現代フットボールにおける問題
・選択教科
→生理学(骨格筋・代謝・栄養)
→スポーツ心理学(運動行動学)
・卒論/研究
この授業で出てくる課題は、筆記試験のみではありません。
個人で行うものは、他にレポート・1v1の質疑応答形式・プレゼンテーション。
グループではプレゼンテーション・ワークショップ・実験→レポート・ディベートなどがありました。
書くこと以上に伝える言葉や形で自分の理解力を示さなければなりません。
更にグループとなれば意見をまとめないといけません。働きやすさ+賢い人と一緒になるのが重要でした。
そういった意味で、自分の考えに似たような人を見つけるためにも1年目のうちにクラス全体を把握しておく必要がありました。
お陰様で、気の合った仲間には助けられることも多かったですし、比較的良い結果を残せたことも間違ってなかったなと自信になりました。
ーそして。
そんな仲間たちとは、大学の成績だけではなく、フットボール界への経験にも繋がることになります。