Through Football

世界の"フットボール"を通してJAPANESE STANDARDを考えていきます。

“行動し続ける”

“選ぶ” - Through Football

みんなと同じじゃなきゃいけないとか、違いを作らなきゃいけないとか、色々な周りの声で左右されることもあります。

 

ですが、そこにあるものは皆平等にあり、1番は自分が良いと思ったことを選ぶ。それで学んでいけば良いんです。

 

今回は、準備期間中にヨーロッパへの再出発に向けて何をしてきたかをお話しします。

 

出来ることから。

 

帰国後、1番気にしていたのは立ち止まらないこと

 

[2015.9〜2016.3]

何が出来るか?何がしたいか?

 

“2年間の滞在”と“ヨーロッパでキャリアを積んでいく”ことは決めていたので最初に考えたのは、 戻った時にどんな内容の履歴書(=CV)であれば採用してもらえるか、でした。

 

もちろん指導が1番積みたい経験なので、まずはそこから。

 

実家の近くにある某フットサルスクールのアシスタントコーチが募集されていたので、応募し、すぐに採用していただきました。

 

そこを一本の軸とし行動していきました。

空いた時間にはなるべくたくさんの方々に会って相談をし、常に可能性を探っていました。

 

そして慣れてきた3ヶ月後からは、もの足りなさも感じるようになり掛け持ちを始めます。

 

知り合いの方にお願いして某Jクラブのスクールでも働かせていただいたり、1つ上のカテゴリーも観たかったので母校の中学校で外部指導者としても手伝い始めました。

 

また指導者講習会もD級ライセンスを取りに行ったり、数少ない関係者の紹介のお陰で講習会の通訳やチームのリエゾンのお仕事をさせてもらったりなど、機会があれば指導以外の場にも足を運ぶようになりました。

 

 

[2016.4〜2017.3]

色々と相談に乗っていただいた中で、たくさんの方々を紹介していただいたのも事実です。

 

そんな中、某代表選手のスクールで働きませんかとオファーを頂きました。

 

僕が学んできた事とそれをアウトプットする必要があることを深く理解していただいたので、二つ返事で了承しました。

 

仕事内容はフィジカルトレーニングを主に担当すると共に各クラスのアシスタントコーチをすること。そしてコラムを執筆すること。

 

実際の現場で幼稚園・小学生年代を相手にフィジカルトレーニングのプログラムを組むことやブログを通して自分の体験を発信することは初めてのことでした。

 

加えて1シーズンをちゃんと日本で働くこともこれが最初で、1年の流れを捉えながら自分の中の挑戦にトライしていくのは面白かったです。

 

あと帰国後に始めたフットサルスクールは、学びが多かったので、中学校の部活も含め掛け持ちを続ける形で働かせてもらいました。

 

そしてサッカー協会のお仕事も不定期に依頼していただいたり、バルシューレやSAQトレーニングというフィジカルトレーニングの講習を受けたり、C級ライセンスも受講するなど、プラスαでも不安を必死に消すかのごとく動き回っていました。

 

[2017.4〜2017.9]

協会から依頼される仕事が増えたこと、新学期を迎えたこと、残りが決まっていたことなど。

 

あらゆる事を踏まえてフットサルスクールの方は辞め、施設運営を兼任する形でもう一方のスクールにて集中することにしました。

 

この方が身軽に動けるからです。

 

そしてヨーロッパ再出発へ向けての準備やその先へ向けて考える時間も必要だったことから、スケジュールを管理しやすいようにシフトしていきました。

 

大切な考え方。

 

結果途切れることなく様々な経験を積めたのは、職場の方々の寛容さや仕事を依頼してくれる方々の信頼に加え、歩みを止めることなく、1つ1つの仕事に応えていったからだと思います。

 

通訳やリエゾンという可能性も、ただ何もやらず過ごしていたら、見つけられなかったはずです。

 

そして、何よりもまた違った視点からフットボールを学ぶ・人に伝えるという自分自身が大切にしている指導者としての要素も満たすことができました。

 

積み上げてきた経験値や知識が増えれば増えるほど、できる仕事の質も上がっていきます。

 

ただこれは年齢がどうとか立場がどうとかというのは関係ないはずです。

 

今から違う分野を本気で学ぼうと思えば、当然1からで、とある分野で積み上げてきたものは助けにはなるけど、一切関係はありません。

 

だから何歳になっても、色んな「無知」を見つけ探求していく・学び続ける精神は失なわないように心掛けたいです。

 

それが1番のフットボールの指導に活きれば、幾らでも成長できるからです。

 

続く。

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