Through Football

世界の"フットボール"を通してJAPANESE STANDARDを考えていきます。

“Coach”

“コーチの役割”

 

フットボール、というものが漠然としていて、個々の捉え方が様々です。

 

そんな11人、あるいはそれ以上の人間を同じ目線で同じ方向に向かって進ませるには、やはり指導者が必要になります。

 

逆に言えば、指導者がいないと成り立たないのです。

 

“右を向け”と言うのか“東の方向を向いて”と言うのか“芸能人がいる!”と言うのかはその人次第で、方法論は様々。

 

ただし、指図するだけだったり、理由を説明しなかったり、目的がはっきりしなければ、誰も向いてはくれないはずなのです。

 

だからコーチとして、大きな枠だけでもしっかりと提示しなければいけません。

 

 

 

“コーチの責任”

 

指導者を目指してからですが、チームが上手くいっていない時、それは全てコーチに責任があると思います。

 

選手も、もちろん全力を尽くさないといけません。

ですが、全力を出していなかったり、責任感や一体感がなかったとしても、選手より監督に責任があると思います。

 

じゃあ選手には一切の責任は無いのか?となりますが、そうではなく、彼らは彼らで感じ取り、学んでいけば良いということです。

 

その上で改善していくのか、それとも選手を非難して問題を追及するのか。

僕は前者が健全であると思います。

 

フットボールの上で、更にレベルが上がれば上がるほど「勝つ」ことは重要になります。

 

しかし、それと同時に成長していくことも大事なのです。

 

ただサッカーをするだけ、ただ勝ちを求めるだけ、では何も残りません。

 

 

 

“コーチの存在意義”

 

フットボールでは、価値観を共有すること。

そして、その価値観を通じて個人と全体が成長すること。

 

そこに素晴らしい技術・身体・心理的特徴を持った選手が揃うことで、勝ちを積み重ね、たくさんのモノを勝ち取るのだと思います。

 

 

降格争いに勝って残留を勝ち取る。

 

チーム作りの確固たる信念を持ち、優勝を勝ち取る。

 

不振にあえぐ名門を復活させ、名声を勝ち取る。

 

伝統引き継ぎ、新たな歴史を勝ち取る。

 

 

責任が大きいだけに、成し遂げる素晴らしさは計り知れないはずです。

 

そんな経験をたくさん積んでみたいですね。

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