“Beginning of Football Life”
道を探す始まり
指導者への道を探していた、当時高校3年生の僕が悩んでいたところまでは“Why Football?” - Through Footballで書きました。
そこで考えついたことが2つ。
➀元々は日本の大学に行くために留学をすると決めたけど、今の英語力で帰国子女は恥ずかしい。
まだ英語を勉強しよう!
➁フットボールをせっかく学びに行くんだったら本場に行くしかない。
ヨーロッパへ行こう!
この2つがぴったりと当てはまる国がイギリスだったのです。
そして大学のコースを探し始めました。
最初はコーチングで学部を探しましたが、やはりスポーツ全般のコーチング・指導法を学ぶ学部がほとんどでフットボールにも触れるけど…という感じでした。
もっと直接的に、何かもう一つ踏み込んだことをやりたい!と直感的に感じたので、他の学部も調べることに。
そしたらスポーツ科学という学部を発見するに至り、大学のランキングで各大学の概要を見ていくことになったのです。
当時はLoughboroughやBirminghamにEdinburgh などの大学が名を連ねていましたが、その中でも目を引いたのがLiverpool John Moores University。
単純にリバプールっていうだけだったと思います。笑
しかし、どんどん調べて行くと日本人の卒業した方の記事だったり、昔はリバプールFCとのインターンシップがあったことだったり、Science and Footballというスポーツ科学でフットボールに特化したこの大学にしかない学部があったりと、自分の中でのプラスポイントが足されていき、最終的にはこの学部を選ぶことになりました。
(現在はSouthampton SolentのFootball StudyやChichesterのFootball Coaching and Performanceも有名。)
自分自身の強みとは?
適当に、そして偶然選んだように見えるかもしれませんが、同時に様々な考えが脳内をよぎっていたのも確かでした。
例えば、英語をとっても、帰国子女という僕がイメージするに、現地で生まれ育ちネィティブとほぼ同じように話せる人がたくさんいますよね。
更にこれから英語が必要になってくると考えれば同じような能力を持った人がどんどん出てきます。
フットボールで考えても、高いレベルでのプレー経験がある人や小さい頃からのプレー経験もあり若くして指導者を目指している人もたくさんいます。
そんな人からしたら、僕はまだスタート地点にも立っていなかったのです。
ただスポーツ科学という分野でフットボールをあらゆる視点・角度から紐ほどいていくことで、活路を見出していこうと考えました。
そしてヨーロッパという本場で本気で学び続ければ、アジア人とはいえ、現地の本物たちと対等な立場で闘えるはずだと。
どこから湧いてきたかわからない自信と希望を持って念願のイギリスに渡ることになります。